本立寺の新型コロナウイルス対応3

6/11に東京都が「東京アラート」を解除し、同時に6/12からステップ3に移行しました。

御命日の、檀家施主による法要をお受けします

これを受けて本立寺では、従来からの【接客】【勉強会など】への対応は変えませんが、5月から始めた【寺による法要】(年回忌法要にあたる御命日の午後1時から寺がお経をあげ、お書きした卒塔婆をお墓にお立てする)をお盆明けから従前通り【檀家施主による法要】(お檀家さんが施主となり寺に申込み、家族親族が集って行う)といたします。

遠方の方へのビデオ配信ほか、対策は続けて行きます

なお、依然として遠方のご親族が参列することが難しいようなので、法要(親族の集い)のビデオ配信を可能とし、客殿での【会食】を対面で座る際にはアクリル板を設置するなどの対策を講じてまいります。

接客・勉強会については4月24日のこちらをご覧ください
本立寺の新型コロナウィルス対策
参考までに、5月29日付のおしらせもこちらにリンクします
本立寺の新型コロナウィルス対策2

本立寺の新型コロナウイルス対応

東京都では5月25日(月)に「緊急事態宣言」が解除されましたが、ステップを踏み様子を確認しながら、利用可能な施設を拡げていくようです。

そもそも寺院は措置の対象とはなっていませんでしたが、接客には注意を払い、大勢が密集することや飲食の提供を自粛してきました。

今日の罹患者数は2週間前の状況を反映したものだそうです。そこで本立寺では6月8日(月)までは今まで行ってきた体制を継続することといたします。何卒ご理解ください。

お盆などの対応については、6月8日の状況を見て改めて決めたいと考えています。お急ぎの方は個別にお問い合わせください。

撥草瞻風

 昨年の今頃は天皇陛下がお代りになって、元号が「令和」となり細事はあったものの、東京オリンピックへの準備もラストスパートといった明るい雰囲気でした。それが一変、バブル経済が崩壊した後でさえ三十年も不変と思われていた社会や国という大きな組織が、目にも見えない生命とも言えないものによって、大きく舵を切ろうとしています。これを好機と見れるかは今までの過ごし方によるのではないでしょうか。世界各地から届く諸変化にじっと耳をそばだてると、地球の陣痛の苦しみが伝わって来るようでもあります。心身を解き放ち、世界の響きとその音を素直に受容できれば、近づくステージが用意されているとも考えられることでしょう。

 自然は当たり前のように「山笑う」季節を迎えました。木々は各々の色と形にいのちを溢れさせています。一方で人間は「ステイホーム」の掛け声のもとに逼塞した生活を強いられ、ゲームなどに倦み飽きた子どもたちに見せたいようであります。

 五十歳代にもなると「らしく」振る舞うことの欺瞞に抵抗を憶えることも多くなります。これは経験してきたことによる善悪の基準を、自分の中に正しく持っているかのように錯覚してしまうからなのではないでしょうか。八王子市内の古刹をお参りした際、寺内の石柱に「撥草」と文字が刻まれていました。帰って調べてみると「撥草瞻風(はっそうせんぷう)」という禅語があり、「草をはらい 風を見る」修行行脚(あんぎゃ)のことでした。私は「正しいと思える師に出会えたならば あとはまっしぐらに進めばよいだけ」との教えであると理解しました。

 私の一番弟子(長男光介)が新宿での随身生活を発心(ほっしん)しました。親としてはウロウロしてもいい、けれども師匠としてはまっしぐらに行って欲しい、と願っています。人間の成熟とは、自分の内奥からほとばしる実直なみずみずしい声が聴こえ、支えとなってこそ意味があるのです。

「延寿」369号掲載