天神町あそび場づくりプロジェクトVol.5~パーゴラづくり~

天神町プロジェクトのひとつ、あそび場づくりプロジェクトの活動が毎月行われています。

11月28日(土)、29日(日)は整地したあそび場にパーゴラづくり。

この夏奥多摩で切ってきた間伐材に保護塗料を塗った柱を立て、組み立てていきます。おとなとこどもがみな協力して、ガランとした空き地が公園らしくなりました。

早回しでご紹介しましょう。

最後に記念撮影!

次回は12月19、20日(土、日)に同じく間伐材を使った遊具づくりの予定。どなたでも参加できます。お問い合わせください。

素晴らしい生活

 延寿院のある八王子は旧市街を江戸時代は横山宿と称し、江戸と甲府を結ぶ五街道の一つ甲州街道の主要な宿場町でした。また、江戸の西を守る防衛、上州などから生糸の交易、織物を横浜を通じて世界へと運ぶ貿易の十字路となっていました。それでも人口は数万人でした。現在の八王子は昭和三十年代から隣村を合併し、商業都市、学園都市、住宅都市として五十万人以上の人口を擁していることは、有史以来の大きな発展と言えるのではないでしょうか。

 つまり、いつの時と何を比べるかで見方や評価は変わってきます。歴史・社会的トピックスで大きかったのは「明治維新」の一八六七年と「終戦」の一九四五年で、それぞれ今から百五十三年と七十五年前のこととなり、安政の大地震など天災の要素が全くなかったわけではありませんが、主には人々や為政者が求めた結果として、維新は言葉が示すように内発的な要因が大きく、終戦は進駐軍による占領からの復興ということからしても外的要因が多く、今に至る社会の礎となっています。

 さて、現在の状況とこれからの過ごし方を考えると、明治維新の列強諸外国の圧力を利用しながらの自己改革が参考になるのではないでしょうか。もちろん世界を周る地政学的な循環も意識しなくてはいけません。また、歴史を振り返れば天変地夭が社会変化を促してきた事例は数多あります。「心の時代」とはもう三十年も前からあるNHKラジオの長寿番組ですが、経済的豊かさだけでは満足できない人は必ずいます。寺はルーツをたどれば大陸に淵源があり、文化の受け口でしたし、その文化を土着化する場でもありました。このようなご時世だからこそ、今が総じて恵まれているんだということ、それでも大切な何を失ってきたのか、未来のためには何が必要なのか、個人個人が社会との適度な距離を測りながら、かつてない素晴らしい生活があるのではないかと期待しています。そして寺がその中で大事な場所となれるように自分なりの希望を示していければと考えています。

 これから冬本番を迎えます。どうぞご自愛ください。

「延寿」372号 掲載

「あそび場づくりプロジェクト」が紹介されました

10月15日付の地域ウェブニュース「八王子経済新聞」で、毎月開催されている「あそび場づくりプロジェクト」が紹介されました。

日蓮宗開祖800年記念事業のひとつとして、天神町にある本立寺の敷地の一部に、あそび場づくりをしています。「八王子冒険遊び場の会」と協力し、地域に開かれ、未来を担う元気な子どもたちを応援する場を公園として提供していく予定です。

公園づくり自体も、プレイリーダーや子どもたちや保護者、地域の人々と協力しながら、市民参加型で楽しみながら進めています。来年3月完成予定。公園づくりへの参加希望など、関心をお持ちの方は、お寺までご連絡ください。スケジュールは天神町にある本立寺掲示板やお寺の門前にも掲示されています。

記事へのリンクはこちら。
https://hachioji.keizai.biz/headline/3085/

人の輪を拡げて行きたい

人生とは「満ち足りること少なく、往々にして残酷で、通常は退屈で、ときどきは美しい」と言った人がいました。個人的にはそんな美しさを感じるためにNPOを運営しているのかもしれません。

 イデオロギーといった知識(先入観)から理解してしまうと、人と人は互いを見誤ってしまうし、互いの間に重層的にあるのかもしれない繋がりや歴史をなかったものとして判断をしかねません。大変なことが起きれば何とか自分だけには降り掛からないように避難するのは人情であるし、さらに、事の起こりを探る余りに何かのせいにし、非難の応酬ともなりかねません。

 日本のある団体が中国へマスクなどを送り、「国土は違えども 自然は共にある」といった意味の漢詩を添えたことが、両国において共感の輪を拡げたといいます。  私たちは意見が異る人たちも歓迎します。どのような縁にも感謝し、たった一つでも同じ美しさを感じられる人の輪を拡げていきたいと思っています。

季刊ロータス「LO+」23号掲載

車輪の下

 梅雨が例年より長く続いたせいか、蝉の鳴き声に勢いを感じません。八王子の最高気温は記録が更新され40度に迫る勢いで、この暑さにやられているのかもしれません。COVID19こそ暑さにやられてくれればいいのにと思ってしまいますが、そう上手くはいきませんし、そんなことを言える状況でもありません。昔の記録を見ると疫病の流行には加持祈祷を行っています。神が何かの理由によって悪神となり、僧侶の祈願によって目を醒まさせ、もとの善神と成すことを「退散」という表現を使ったようです。

 仏教では「四諦八正道」を基本とし、自身がどのようにして物事を見たり考え、そして行動すべきかを示してくれています。19世紀にプロイセン王国からドイツを帝国としてまとめた宰相ビスマルクは「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。」と言われ、この言葉が現在にも「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」と伝えられています。このことは成功から学ぶというよりも、失敗を振り返り記録し、失敗を恐れず被害を最小限にしていく、ということなのではないでしょうか。

 仏典は教えています。「物事は常に変化していることとして見なさい。」「あらゆる出来事には必ず原因があり、それは、欲望や執着によって起こる。」と。

  『ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。—車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。』(法句経)

 いつの間にか日は短くなり、夜になると虫の音が聞こえてくるようになりました。お彼岸を迎えます。お寺に安心してお参りください。

「山風」 84号 掲載

本立寺の新型コロナウイルス対応6(重要)

本立寺で生活をしている人全員がPCR検査を受け、その全員が「陰性」であったことと、その結果8/21〜9/3までが「健康観察期間」となりましたことは既にご報告いたしました。
 参考:本立寺の新型コロナウイルス対応5(8/22)

その期間にお受けしていたご法事はご相談の結果、3家は延期とさせていただき、3家は無参拝で行わせていただくこととなりました。また、期間中のご不幸には他寺にお任せし、ご葬儀を営ませていただきました。該当のお檀家には深いご理解をいただき感謝をいたします。また、今後このような事態になりましても同様のご迷惑をお掛けせずにすむよう、より一層の対処をしてまいります。

今後、
法要に際しましては、僧侶はマスク着用で儀式を営みます。
寺主催の行事は、感染予防の処置をした上で再開します。
各種受付は、通常通りにいたしますが飛沫感染をせぬよう配慮いたします。
業務中職員は適切な距離をとり、空気感染に留意し換気を心懸けます。また、共同生活をしていますので、特に食事には最大限の注意を払います。

今月は「秋のお彼岸(9/19〜25)」 皆様が安心してお寺に墓参にお越しいただけるよう、より一層の配慮をいたします。また、ご希望のお檀家さまには通常通りにご自宅に僧侶が訪問しご回向をいたします。