及川一晋
Isshin Oikawa
東京都 八王子市 出身
昭和42年に当山二十七世及川真介上人の二男として本立寺に生まれる。
平成8年八王子市川口 延壽院住職、同19年新宿常圓寺執事長、
同24年奠統会事務所長、NPOロータスプロジェクト代表、
同27年日蓮宗東京都西部教化センター長、同29年京都法音院住職などを兼務しつつ、
同30年4月より、本立寺第30世住職に就任。
及川一晋
Isshin Oikawa
東京都 八王子市 出身
昭和42年に当山二十七世及川真介上人の二男として本立寺に生まれる。
平成8年八王子市川口 延壽院住職、同19年新宿常圓寺執事長、
同24年奠統会事務所長、NPOロータスプロジェクト代表、
同27年日蓮宗東京都西部教化センター長、同29年京都法音院住職などを兼務しつつ、
同30年4月より、本立寺第30世住職に就任。
「住職の雑感」ページに 「延寿」369号に掲載の「撥草瞻風」を掲載しました。
こちらからも直接ご覧いただけます。
「撥草瞻風」
昨年の今頃は天皇陛下がお代りになって、元号が「令和」となり細事はあったものの、東京オリンピックへの準備もラストスパートといった明るい雰囲気でした。それが一変、バブル経済が崩壊した後でさえ三十年も不変と思われていた社会や国という大きな組織が、目にも見えない生命とも言えないものによって、大きく舵を切ろうとしています。これを好機と見れるかは今までの過ごし方によるのではないでしょうか。世界各地から届く諸変化にじっと耳をそばだてると、地球の陣痛の苦しみが伝わって来るようでもあります。心身を解き放ち、世界の響きとその音を素直に受容できれば、近づくステージが用意されているとも考えられることでしょう。
自然は当たり前のように「山笑う」季節を迎えました。木々は各々の色と形にいのちを溢れさせています。一方で人間は「ステイホーム」の掛け声のもとに逼塞した生活を強いられ、ゲームなどに倦み飽きた子どもたちに見せたいようであります。
五十歳代にもなると「らしく」振る舞うことの欺瞞に抵抗を憶えることも多くなります。これは経験してきたことによる善悪の基準を、自分の中に正しく持っているかのように錯覚してしまうからなのではないでしょうか。八王子市内の古刹をお参りした際、寺内の石柱に「撥草」と文字が刻まれていました。帰って調べてみると「撥草瞻風(はっそうせんぷう)」という禅語があり、「草をはらい 風を見る」修行行脚(あんぎゃ)のことでした。私は「正しいと思える師に出会えたならば あとはまっしぐらに進めばよいだけ」との教えであると理解しました。
私の一番弟子(長男光介)が新宿での随身生活を発心(ほっしん)しました。親としてはウロウロしてもいい、けれども師匠としてはまっしぐらに行って欲しい、と願っています。人間の成熟とは、自分の内奥からほとばしる実直なみずみずしい声が聴こえ、支えとなってこそ意味があるのです。
「延寿」369号掲載
新型コロナウイルスの為、状況が落ち着くまで中止とさせていただきます。
再開の日取りは決まり次第ホームページにアップさせていただきます。
2020年4月7日に終了した、八王子市と連携した「春休みの子どもの居場所提供」が4月23日の「週刊仏教タイムス」に掲載されました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地でイベントが中止になったり、商店が営業を見直したりしています。お檀家さんや訪問者に対し、お寺も真剣な対応を迫られております。政府の方針に沿うため、下記のように試みておりますので、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。なにかご不明のことがありましたら、いつでもお尋ねください。みなさまのご健康を祈念しております。 最後に、医療関係者のみなさまの懸命な努力に感謝いたします。
【接客】
客殿玄関にございます「寺務所」にて受付をしています。
直接お話を伺っていましたが、「雪見障子」越しの応接とさせていただきます。
なお、「お線香」は火をつけお渡ししていましたが、極力接触を避けるため、玄関軒下に置きました。お手数ですがご自身で火をおつけください。
【勉強会など】
寺主催「読経教室」「読誦経」「写経会」を予定通りに行っています。
ただし、検温の上、お堂に入る際には「アルコール消毒」「マスク着用」の励行をお願いしています。
使用する「お経本」「写経用紙」「筆」などもご自身の物のみをご使用いただきます。
堂内の換気を十分にしていますので、寒く感じる方もあります。一枚余計にお持ちください。
【ご法事】
今年の5月〜9月に年回忌法要の御命日にあたるご先祖があるお宅には「お知らせ」をお送りしました。
「安心して年回忌法要を行うために」、命日の午後1時から、当該檀家のお参りがなくとも、寺が供養のご法事をお勤めし、寺内にお墓がある方には一本「施主名」で卒塔婆をお立てします。なお、寺外にお墓がある方で卒塔婆を立てたい方は電話でお申し込みください(卒塔婆を寺まで取りに来ていただき、ご自身でお墓までお持ちいただきます)。二本以上お立てになる方からは、二本目からお代を頂戴します。
※政府による方針変更がございます。寺も臨機応変にその都度対応を変えさていただきますので、ご理解ください。
7日に終了した、八王子市と連携した「春休みの子どもの居場所提供」がTOKYO MXテレビに取材され、4月2日に放送されました。番組ホームページに掲載されています。
https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=1g4vz06emtplx2p5b
また、映像はYouTubeにも上がっています。
7日に終了した、八王子市と連携した「春休みの子どもの居場所提供」がタウンニュースに取材され、4月9日版に掲載されました。
今日(7日)の午後5時で、八王子市の働きかけに応じて受け入れた、春休みの居場所としての小学生の利用が無事に終了しました。子どもたちの声が聞こえてくるのはなんともうれしくなることでした。最後に使った部屋をみんなで掃除してくれました。
4月1日から受け入れた春休みの子どもの居場所提供の取材を受けました。4月6日付の東京新聞多摩武蔵野版に掲載されました。