皆さま 明けましてお芽出とうございます。
私には兄弟が4人います。兄・姉・妹で、同じ小学校の6学年の内に全員がちょうど納まっていたこともありました。姉とは2歳違いで、彼女が高校を卒業してからは離れて暮らしてきました。そうはいっても時々は会っていましたが、今回は4年ぶりに娘(次女)を連れて帰ってきました。姪はもう二十歳台後半だそうで、あまり会うこともなく話すこともなく、時折送ってくる写真で見る程度でした。片言しか話せないよ、とのことでしたが、フランスで学び、アルゼンチンでも研究活動をしていたそうで、カタコトとはいいながらも、すぐに順応できる能力には目を見張ります。
私の身近な方々には、この3年間にそう離れた所に住んでいるわけでもないのに、孫には一度しか会っていない(外出をひどく避けている)という人もいるし、ゴルフを年60回以上している人もいます。また、最近になるとコロナ禍疲れが嫌になって、やたらに仲間からの誘いが増えた人もいます。皆が一様に生活をしているようでもなく、元に戻ると思っている人もなく、その人の生き方や考え方や事の捉え方によって、生活をし始めた人が増えているように感じています。
姪は自然環境を研究していて、特に鳥の観察をしているようなので、里山墓苑の周囲の山を一時間ほど一緒に歩いてみました。私も久し振りでしたが慣れ親しんでいるので、さっさと進んでしまいます。彼女は鳴き声に双眼鏡を向けて、動きを丹念に探っているようです。ヨーロッパやアマゾンとはもちろん気候は違いますが、都会にはない豊かな自然を喜んでくれました。そして、覚えた日本語で「すばらしいよ」と言ってくれるたびに、私のほうがその何倍も嬉しい気持ちにさせてもらいました。
どうぞ、本年も当法人へのご賛助をお願いいたします。
元旦より、皆さまのご健勝・無事息災を祈念しています。
NPO法人 ロータスプロジェクト代表
及川一晋
「LotusNews」42号に掲載