今、未来への扉が開きました。

みなさんはステイホームでできた時間をどう過ごしましたか? 私は日頃はできずにいた整理整頓をし、「平成」に入る前後に発行された雑誌を読み返していました。

私たちのNPO は里山保全を活動の一つとし、いわゆる循環型社会を目指しています。そこには宗教的にもあらゆるものが包摂され、万象のバランスが均衡し成立していると言えるでしょう。この当然なことが、手にした雑誌にもすでに書かれています。つまり、人はすでに30年前に、否、それ以前から気づいているのです。一人では生きられないことをすべての人が自覚した今こそ、「行動すること」が求められています。扉が開きました。いい社会が眼の前に見えています。

季刊ロータス「LO+」22号掲載