近況のご報告

 延寿院 お檀家の皆様

 春のお彼岸法要(三月二十五日)にいらした方々には、私から直接お話をし、また、檀家総代様からもご説明をしていただきました。

 私が当院に赴任したのは平成八年二月のことで、以来、檀家祖霊のご供養を怠らず、寺観の整備、ひたすらに将来の寺院維持への備えをしてまいりました。

 外での仕事や責任が増え、新宿常円寺、法縁、京都本山、財団などの事務運営を担い、宗門では東京都西部教化センター長、現代宗教研究所嘱託を務めています。自らはNPO法人を設立し、寺院と地域が連携することで寺の社会化を模索しています。昨年からは檀家が離散し廃屋と化した京都法音院の復興を拝命し、住職に就任しました。

 この度(今年二月末)、さらに本立寺(八王子市上野町 檀家数八百軒余 私が生れ育った寺)への住職就任要請があり、関係各位と協議の結果、延寿院住職を兼務することを条件にお引き受けすることといたしました。住職になって二十三年目、結婚して二十年。今までになく大きな転機を迎えることとなります。私には子供が四人おります。それぞれの就学の都合で駅に近い本立寺を生活の拠点とすることとし、四月中旬より少しづつ必要な物を移しています。

 心配なことは延寿院の管理とご法要で、セキュリティや連絡受付方法は順次改善していきますが、当面、私の携帯電話にお掛けください。連休が終わり、新しい生活のリズムが調いつつあります。毎朝五時半からの勤行と掃除を続けています。ご不便やらご心配をお掛けすることもありますが、次世代への継承を一番と念頭に置きつつ、今しばらくは祖霊へのご奉仕と延寿院の隆盛に向かっての取り組みを委ねていただきたく、お願いいたします。

 心配なことは延寿院の管理とご法要で、セキュリティや連絡受付方法は順次改善していきますが、当面、私の携帯電話にお掛けください。連休が終わり、新しい生活のリズムが調いつつあります。毎朝五時半からの勤行と掃除を続けています。ご不便やらご心配をお掛けすることもありますが、次世代への継承を一番と念頭に置きつつ、今しばらくは祖霊へのご奉仕と延寿院の隆盛に向かっての取り組みを委ねていただきたく、お願いいたします。

「延寿」357号