〜日帰り〜身延山 参拝旅行


本年、日蓮聖人が身延に御草庵を結んで750年となる、「開創750年」を迎えます。そこで身延山久遠寺では、慶讃大法要が営まれます。

この記念すべき大法要に参列する、日帰りの参拝旅行を行います。
法要後は、門前町にてお買い物をする時間もございます。
ご参加希望の方は、5月21日までにお申し込みください。
※詳しくは下の画像をご覧ください。

【申込資格】
檀家・檀家の紹介を受けた方、またはお寺の行事・教室などに参加したことのある方

         

◎身延山公式HPはこちら

施餓鬼法要のご案内

今年から「お施餓鬼法要」を5月に行います。
7月16日は「新盆法要」と「塔婆供養」をします。
ご案内の「記入欄」に記入し、5月15日までにご連絡ください。
※詳しくは、下の画像をご覧ください。

お経を上げること 祈ること

 今年は東日本大震災物故者にとっては第十三回忌であり、関東大震災から満百年ともなります。災害は忘れた頃にやってくる、と言いますが、できれば起きて欲しくない、起こらないだろうと思うのも人情です。

 日常の生活では、地球が回転をしながら太陽を回っていることに気づきません。大地がほんのわずか少しずつ動き隆起していることにも気づきません。知識としてそうなのかなと思う程度で、桜島や箱根の地震活動が活発になってきたと知らされても、そのうちに収まるだろうといった感覚です。

 お経は数千年前に、お釈迦さまやその周辺の方々がお話しなられたことがまとめられました。その後に、注釈書が沢山出されてきていますが、お経は書写され活字となり印刷物となってからは一文一句たりとも内容を変えることはなく、その一字一字が仏なのだともされてきました。私は日々の読経を大切にしています。受持・読・誦・解説・書写が修行の基本です。たびたび「理解しながら、お読みになっているんですよね」と訊ねられますが、堂々と「そんなことはできません」と答えています。確かに子どもの頃から読書とは理解することであり、思索の種となることでもありました。お経は黙読をしません。音読をします。その場に相応しい声調で楽器のように奏でることに意味があります。つまり、仏さま(この場合の仏とはご本尊であり、供養の対象であるご先祖を言います)に気持ちよくなって欲しいのです。そして、僧侶の集中力は増していき、一時的にではありますが仏が自らの中に存在することを目指しています。世界は諸行無常の哲理にあることは自明であり、そのつながりの作用に活かされています(諸法無我)。ただし、そのお経の音調の際だけはひと時の永遠の場となることが人々の安心を支えているものと信じています。つまり、祈りという数値化できないことが人々や世界を支えているのです。

「山風」 94号 掲載

NPO会報によせて

 寒い夜に空を見上げると、雲はなく、しゃきっとした冷気の先の先に、横たわった月やいくつかの時々きらきら輝く星を、まばらに観ることができます。

 私の心の中の50年前の空と、ついつい比べてしまいます。当時は光化学スモッグの発生や友だちには喘息の人もいたので、決してよい環境ではなかったのだろうと思われるのに、記憶の印象では、満天の空に時折流星が下の方に向かって飛び、その瞬間に慌てて願いごとを唱えようとしています。たかだか半世紀なのでしょうが、誰かが何かのために営んできたのかを、振り返ることが必要なのではないでしょうか。

 年末のテレビ番組で、黒柳徹子さんがタモリさんに「来年はどんな年になりますか?」と訊ねると、「新しい戦前になるんじゃないですか」と答えたと聞きました。漠然とした不安で覆われているのは、どこで何が起こっても我が事とはしない当事者意識の欠如にあるのだと思い知らされました。

 インドのマハトマ・ガンジーは、「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」と言われました。

 春の里山にはきれいな花々が咲き誇ることでしょう。生命の輝きを見にいらしてください。

NPO法人 ロータスプロジェクト代表
及川一晋

「LotusNews」43号に掲載

八王子の雪

 二月十日は朝から雪が降り、私は延寿院に行くことをあきらめ、本立寺の境内や塀の外の歩道の雪かきに勤しみました。特に翌朝の凍結が怖いので、降り続く中で無意味とも思われるかもしれませんが何度も行います。比較的広いお寺なので、接する歩道は南側と北側にそれぞれ端から端まで約七十メートルあり、振り返るとまた白くなっています。翌日は幸いにも大変いいお天気で、お天道様のお陰でみるみると雪が溶けてくれました。前日にはできなかった旧参道(自動車が通る公道となっている)の雪かきを始めました。土曜日で建国記念日でもありましたが、法事の一軒目は十一時からと遅かったので、二時間は作業ができます。沿道にお住まいのご近所さんがわざわざ出てこられて「ご苦労さま」「助かります」と声を掛けてくれるのは嬉しいことです。家の前だけをすればいいという風潮や、しなければならない気持ちはあってもままならないという方もあります。それぞれの事情でできることを行なっていけばいいのだと思っています。

 翌々日は日曜日で、これまたとてもいいお天気でした。雪当日のニュースでは何度も八王子駅のロータリーが映され、高速道路の八王子以西が通行止めとの報道でしたから、延寿院はさぞや大変なことになっているだろうと、少しワクワクしながら、今シーズン新調したスキーウエアの上下を着込み長靴を履いて出かけました。秋川街道には雪は全く残っていません。スイスイです。それでも侮れません。延寿院に入る急坂は日陰なのでツルツルに違いありません。注意深く左折しましたが、案に反して全く危なげありません。駐車場に自動車を停めて雪かき道具を下ろし、「さあ やるぞ」と階段を上がっても日陰のところ以外には全く雪は残っていませんでした。路のコンクリート床や敷石が少し湿っているところは溶けたばかりなのでしょう、枝や小枝がたくさん落ちていました。重みで折れ雪と共に落ちたに違いありません。紅葉や桜にとっては幹を残し生き続けていくためにはいたし方のないことなのです。白梅の香りが美しい空気をより一層高貴にしてくれている境内を、一本一本の枝を拾い清めてまいりました。もう春ですね。

「延寿」386号掲載

東京都八王子市上野町11-1 / ℡042-622-2262 / fax 042-622-2106